ヴィーガンとの暮らし
前編執筆しました、非ヴィーガンとの暮らしに対するシチュエーションとして
今日はヴィーガンとの暮らしというテーマで続きをお話ししたいと思います。
一緒に暮らしているパートナーが突然ヴィーガン(完全菜食主義者)になった時、
あなたならどうしますか?
こんなことに配慮してあげると、きっと喜ばれると思います。
・食事内容を全否定するのではなくまずは様子を見守る。
もし明らかに偏りのある食事を継続してとっているように見える時は、
まず、ヴィーガンの相手にこのように優しく質問してみてください。
今まで動物性食品からとっていた栄養は何を代わりにしているの?
例えば鉄分や亜鉛やビタミンD、ビタミンB12、カルシウム、
それからたんぱく質のバランスはどうしてるの?と。
それらの栄養をヴィーガンとして摂取することは十分可能なのですが、
ヴィーガン実践者が答えられない場合、
将来的に体を壊す可能性があるため、もう少し知識を高める必要があります。
参考になる本などを与えて健康的な完全菜食を目指してもらうのもうのもいいでしょう。
普通にアマゾンの書評を参考に購入されるといいと思います。
特に洋書の翻訳版は、出版されるまでの段階でかなりのハードルを突破している良書ですので翻訳版がオススメです。(私も仕事で本のリサーチを担当している一人です)
ところで意地悪するわけではないのですが、
大抵の植物ベースの菜食者にとって問題のない栄養である、
ビタミンC、葉酸、植物栄養素(ファイトケミカル)、抗酸化物質、
そして実は本来は動物性由来ではないビタミンB12をあなた自身は何からとっていますか?
ちゃんと答えられない場合、将来的に体を壊す可能性があるためその本をパートナーと一緒に
読んでみてください。お互い新しい発見があるかと思います^^
・木製のまな板を共有しない。
ヴィーガンは生野菜を食べたり、まな板で食品を刻む事も多いので
肉により繁殖したまな板のバクテリアを結構気にします。
肉を常食する方にとっては問題のないバクテリアでも、食生活の違いで腸内フローラは異なりますので肉の消化を助ける微生物(俗に悪玉菌と呼ばれる)の少ない菜食者はお腹を壊すことがあります。
ヴィーガンの腸内環境が良くないという意味ではありません。
腸内には何千種類もの微生物が生きており、本人の食べたものによって微生物の種類も異なるので
消化しやすい食べ物、しにくい食べ物は人それぞれです。
・自分的にどっちでもいいものなら植物性、またはより栄養価値の優れたものを買う。
牛乳やヨーグルトを豆乳や豆乳ヨーグルトにしたり、
タンパク質は絹ごしよりも木綿とうふの方にするとよりタンパク質が取れますね。
精製された塩よりもミネラルの多い岩塩や海塩、
白砂糖よりもメープルシロップ、や黒糖など。
甘いコーンフレークよりもグラノーラ(割とビタミンB12が添加されている)
果物を買うならバナナよりいちご、 マスカットよりブルーベリー、
付け合わせにするならジャガイモよりもアブラナ科の野菜の方が栄養価値が高いです。
お惣菜を1品買うならマカロニサラダじゃなくて、ひじきや五目豆。
固形のルーよりカレー粉、添加物の多いカレー粉より、多種の自然なスパイス。
おやつにはクッキーより全粒穀物のクラッカーや海苔のついたせんべい、
チョコレートならダークチョコレートの方が鉄分、ミネラルが豊富ですね。
このように現在健康な非ヴィーガンの方にとってはどっちでもいいような食材のうち、
ヴィーガンの栄養源を左右するもの、微量栄養素を含む食品は沢山あります。
パートナーの栄養を補う上でより役に立ちそうなものを選ぶと喜ばれるでしょう。
※もちろん、
これらの食品の選択がいかなる場合にも優れていると言うわけではありません。
食物繊維が多いほど消化に負担がかかりますので胃腸の調子に問題がある人や
病み上がりの方にはお勧めしません。
糖分、塩分、タンパク質も必要以上にとることはありませんよ。
さて私は、このブログの案内にも明記した通り、
誰かをヴィーガンの生活に巻き込む為にこのブログを開設したのではありません。
ヴィーガンであろうと非ヴィーガンであろうと異なる意見を持つ相手の話に耳を傾けずに
自分の意見を主張する事はアカデミックな人間のすべきことではないと思っています。
自分の意思で完全菜食の道を選ばれた方が色々お調べになる段階で、
または家族やパートナーが完全菜食者になって、これからどうしよう、、、、と思われた段階で
参考にしていただけるような情報源になればいいなと思います^^
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