老いも気から?心が体に与える影響


例えば、同じ年齢であるにも関わらず同じ年に見えない方々。

皆さんの周りにもいませんか^^

私が最近仕事で読んだ記事によれば、

人間の年齢が40歳の時その人の

生体的年齢には28歳から60歳の間の差が現れるそうです。

生まれてからの40年間の過ごし方によって

十分な若さを保っている場合もあれば、必要以上の速さで老いている場合もあるのです。


アンチエイジングの為に

菜食やヴィーガンになった方もいらっしゃるかもしれませんが、

見た目や身体能力の若々しさに影響するのはその人の生活において

”食”だけでなく”思考”による影響も大きいようです。


さて、食の方の話で言えば、

人は血糖値が上がっている時に老いていると言われていますので

例えば食べ方で(例えば白いご飯を食べないとか、サラダから食べるとか)

血糖値が上がるのを抑える方法がよくおすすめされておりますね。

私もそれを知って以来、日常的に

ザ・甘い物を食べる事はすっかりやめてしまいました。


だからと言って極端に、炭水化物(砂糖の元)を全部辞めるのは不健康ですよ。

そもそも世の中の全ての食べ物のうち、タンパク質、脂質、食物繊維以外は

野菜も果物も全部大半の部分が炭水化物ですから、排除しようがありません。


ですが血糖値を上げやすい白いパンやパスタ、お米しか選択肢にない場合は

チアシードや挽いたごま、フラックスシード、細かい麦のフレークなど複雑な炭水化物を

ぱらっと混ぜて食べればそれだけで糖の分解工程に時間を要し、

血糖値が急に上がるのを防いでくれます。


続いて、思考と老化の関連性についてです。

ハーバード大学教授が語る「老い」に負けない生き方 

の著者エレン・ランガー教授をご存知でしょうか。

この教授は”心の時計の針を巻き戻す実験”を行い

老人ホームのお年寄りに、再現された20年前の環境で暮らしてもらい

その反応を見る非常に興味深い研究報告をしています。




”老い”は気から、、、、?

なぜそんなことが起こるのでしょう。



そこで、

このように想像してみてください。



あなたは今、養護施設に住んでいます。

食事は食堂で用意され、レクリエーションは予定された時間に行われ

いつも見知らぬ他の老人に囲まれています。

時が経ち、そんな環境であなたは自主性やアイデンティティさえ奪わて生きます。

生産的に過ごした過去とあなたを結びつけることを今可能にするものは無く、

あなたの活躍に大いに期待する人はもう誰もいません。


そんな環境に置かれたら、実年齢に関係なく

ほとんどの人々が繁栄する事は出来ないでしょうね。

悲しーい><


対して、

人がより良い環境、若いエネルギーに溢れた何かと結びくような

心理的にポジティブな環境に身を置かれれば

身体は心に沿って変化するかもしれないとランガー教授は考えたのです。

興味のある方は読んでみてください。


上の実験とは直接関係ありませんが、

掃除や食べ物を例にあげても同じことが言えると思います。

毎日30分掃除をする時、エクササイズだと思って実行すれば

ただの掃除だと思って実行した人よりもエクササイズの効果が出る、

ただのみかんだと思って食べるより、若返りの魔法のかかった奇跡の果実と思って食べると

綺麗になる、そう思いませんか。



食生活や生活習慣を大きく変える事は難しくても

考え方を変えるのはすぐに出来ますね。

思考は身体に現れます、確実に^^











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