人気のパレオ•ダイエットが微妙な理由
健康的な食生活への移行を考えたとき、
ヴィーガンになる事方法以外にも健康を目的とする食習慣には多様な選択肢がありますね。
インターバル断食、少食、粗食、ベジタリアン、ローフード、低〇〇高〇〇(←色々ある)
地中海式、アトキンス式、ケトン式、
パレオ式ダイエットは中でもここヨーロッパでは安定の人気があります。
今日はパレオダイエットについて私が思ったことを書きたいと思います。
日本では減量の意味での”ダイエット”として伝わっているのかもしれませんが
こちらではダイエット=食事、食事内容、方法の意味が濃いので
そもそも日本での流行らせ方とは相違が見られます。
パレオ式食事法とは
痩せるためというよりは、むしろ現代病を防いだり健康増進を図るために提案される
旧石器時代の人々のような食事法です。
彼らがかつて容易に自然から手にできたであろうものを中心に食する食事方法であり
栄養学者と人類学者の間で物議をかもしています。
パレオの食事法を批判するつもりはないのですが
私的にはいわゆる流行中のパレオ式食事法は
ダメでしょ寄りの微妙 (-ω-;)ビミョー・・・
です。色々な点が腑に落ちません。
パレオ式食事法の概念の欠陥とは
(1)科学的に立証、否定することができない仮定に基づいている。
科学者の方々が歯や骨から判断していくらそれっぽい仮説を立てたとしても
真実は誰にもわかりません。
実際旧石器時代の光景を確かめる方法が無いので
科学的に健康効果を実証することは不可能ではないでしょうか。
(2)かつて実在した品種やクオリティーの動植物(栄養源)が今尚あるとは限らない。
旧石器時代には当然、旬でビオな自然界の栄養をたっぷりと含んだ食材を得ていたのでしょうが
現代同じ質の動植物を日常的に得られるでしょうか?
中には絶滅した動植物もあるとあるかと、、、
(3)農耕文化は無意味だというのか。
人の体が旧石器時代の(想定された)特定の食こそに最適に適応すると仮定するなら、
農業や畜産の始まり以降の食に適応はなかったということになるのか、、、
(4)パレオ式食事法でその時代の平均寿命が超短いのはおかしい
というツッコミはさておき、
抗生物質もなかった当時、長寿を全うして平均年齢を引き上げた
健康な人がいたのがすごいとしても。
大抵が30代前後で亡くなるのだからガンや心臓病などを発症した形跡が見つからないのは
普通ではないだろうか。
あと、生身の人間でさえガンが検査で見落とされていることもあるのに
どうやって骨からわかるのでしょうね。
などと果てしなく疑問に思うからです。
日本で推奨されているような
パレオ式の食事法の
玄米ならいいとか、オリーブオイル、納豆、大体の野菜はOK!
て、
ヾ(´∀`*ナンデヤネン! ソレ
とも思います。
そのような農作物や加工品はすべて、農耕開始前の原始時代に無いのですから。
というわけで、そもそも特定して今真似ること自体が不可能な古代の食事法ですので
なるべく加工品を食べないようにする、、、
くらいのパレオ意識で十分ではないでしょうか。
となればもうパレオもへったくれもないw
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