魚の油は体に良いし痩せるは本当か。


私が魚を食べないようにしている理由は一つだけではありませんが、

魚の油について今日は書きたいと思います。


私が完全菜食者で今は魚も食べないと言うと、

”え!でも魚は体にいいでしょ、なんで食べないの?!”と、よくギョッとされます。


魚の油といえば、

フィッシュオイルのサプリメントまで存在するほどの人気ぶりですよね。

魚の油すごく過大評価されているように思います。

魚に含まれるオメガ3脂肪酸が体にいい!と言う認識が定着した結果

そのハイライトが眩しいばかりに、問題点が見えなくなっているような気がします。


実際に魚には本当に体に良いオメガ3脂肪酸が含まれるんです。

そう、私が来る日も来る日もナッツやフラックスシードを食べて地道に摂取している

オメガ3脂肪酸ですね^^


ですが、魚の油が体に良いか否かであれば、

割合的には、良い部分ばかりでもありません。

”魚には体にいい油も含まれる。”が、より確かな答えといえます。


と、言いますのも魚に含まれる油のうちこのオメガ3脂肪酸は15〜30%程度です。

意外と少なくないですか?

そして残り70〜85%はオメガ3脂肪酸でも健康的でもなんでもなく

飽和脂肪酸や、人間の健康に必要のない他の脂肪分です。


※肉、牛乳、バター、卵黄諸々に含まれ心血管疾患のリスクを高める事で名高い、

世界保健機関(WHO)にも”控えてねー”と言われているのが飽和脂肪酸ですね。


そして、油は大体どんな油でも1gあたり9kcalあります。

よってダイエットの為にと思って肉の代わりにサーモン(実は脂肪分の多い魚)を食べても

期待するほど痩せはしはないでしょう^^:


あと前にも書きましたがDHAは魚から摂らなくても、(しかも魚に火を通すと失活する)

α-リノレン酸から体内で合成できるので菜食でもフラックスシード(エゴマ)を挽いて

吸収率を高め、毎日スプーン一杯ほどしっかり摂っていれば大丈夫です。



参考 

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