タンパク質を摂る工夫

ヴィーガンになったことをあなたが公表した途端、

周辺の人々は突然栄養士になったかのように口々にこういうでしょう。


”タンパク質はどうするの?何からとるの?”

”タンパク質ちゃんと取らなきゃダメだよー”

と。

私の場合はというとまずタンパク質は全く不足していないと断言できます。

ヴィーガンになってタンパク質を取る量が減るどころか

雑食の頃は考えもしなかったタンパク質(アミノ酸バランス)の事を1日中考えるようになりました^^

(それは言い過ぎか)


初めは(ベジタリアンの頃)

食品表示に書かれている全ての食品の100gあたりのタンパク質量を確かめながら

買い物する程度の意識でしたが、

その生活を何年もおくった結果、食材を見ただけでタンパク質量が把握できるようになり、

今では他人の食べている物をチラ見してすら無意識にタンパク質量を算出してしまうほどですw


タンパク質、どれくらい取ればいいの?


タンパク質の適切な量はその人の体格や生活パターン、運動量によって異なり、

また各国の栄養に関わる機関の推奨する量も微妙に異なります。

そんな中、日頃インドアで座り仕事の私は自分の体調と相談して

下記の計算式を基準として自分採用しました。


(1)普通の日のタンパク質量=体重kgx0.8g  ※運動時間が40分以下の日

(2)運動する日のタンパク質量=体重kgx1.0g ※ジムで40分程筋トレする日


つまり私は体重が45kg程度なので普通の日は36g、運動する日は45gのタンパク質を

得られる食事(ドリンク・スナック込)を目指す食事をしています。

※少食でも、水分を意識して豆乳に置き換える。

※挽いたゴマやフラックスシードを何にでもふりかけて食べる。

※特にそばを食べる。

などの工夫で意外と容易にクリアできます。

私の購入しているメーカーのものは

豆乳500ml=15g、ゴマ20g=3,6g そば1束=15gものタンパク質が含まれまれておりパスタの倍近いです。

(日本だったら、あんこや納豆もタンパク質源に食べるだろうなぁ、、、)


あと、私は製氷機に豆を入れて凍らせており


この水煮のキドニービーンズなら大きめの氷1個ぶんの量がタンパク質約2,5gなので、

ちょっとタンパク質不足分かなという食事の時は、さっと水にくぐらせて解凍し

あらゆる料理に混ぜ込みます。

ね、いつもランチに混ざっているでしょ。



タンパク質は筋肉の基本構造でありヴィーガンにとっても、

どのような食事タイプの方にとっても非常に大事ですので不足がないよう気をつけましょう^^


特に運動する人にとっては筋肉のビルドアップの為だけでなく、

貴重な筋肉物質の分解を防ぐ為にも十分なタンパク質を摂ることが必要です。

体はエネルギーが不足すれば、筋肉のタンパク質を燃料にして使ってしまうからです。

(いくら筋トレしてもガリガリならそのせいかも↑)

私も筋トレの後は必ずその足で豆腐やテンペを買って帰りますし

タンパク質が十分含まれる食事を摂るように心がけています。


食品から?それともプロテイン飲料から

タンパク質を摂るべき?


植物性のあらゆる食品には

さまざまな組成の必須アミノ酸が含まれているので、

普通の運動量の方はプロテイン飲料を飲む必要はないと思います。

穀物と豆類をいくつか組み合わせて食べることによってアミノ酸バランスを最適化する

ことができます。

さらにナッツ、カボチャの種、キヌア、ピーナッツバターなども高タンパク質源です。 


ヴィーガンのプロテインドリンクってどうなの?


ヘンプシード、大豆、えんどう豆を原材料とするヴィーガン向けプロテイン(粉状)などが

市販にあります。

私はインドア派で週2のトレーニング頻度なので日常的には飲んでいませんが、

気が向いたら植物性プロテインの入ったスムージー(市販)や

植物性プロテイン20gを200mlの水に溶かすタイプのドリンクを運動後に飲みます。

どろっとした飲み物でパスタ1人前以上のタンパク質がとれるので、便利ではあります。


ですが、普通のヴィーガン食からでも体重kgx0.8ぐらいのタンパク質の摂取は難しくはないですよ。

プロテイン飲料は減量中のアスリート、または少食の方で食物からのみでは必須アミノ酸が補えないような条件下であれば利用すればいいのではないでしょうか。

※プロテイン=タンパク質


ちなみに私が飲んでいるのは

このヴィーガンプロテインのスーパーベリー味です。

今まで飲んだ中では美味しい方だと思います。

20gずつ使えば約15回分で13ユーロぐらいです。

日本にも類似品があると思いますが、

これはベルリンのVEGANの製品を作っている会社

商品なので日本未上陸でしょう。

購入されたい方はリンク先かmisakimatsuura@gmail.comまで


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