コーヒーを飲むのに良いタイミング

こんにちは⭐︎

ヴィーガンでも、特に健康意識の延長で完全菜食へ移行した人々の中には

コーヒー好きなのに辞めた!

という選択をされた方もいらっしゃると思います。

私はというと、コーヒーはもともと苦手でしたが20代後半から好きになりました。

それから、現在までの期間コーヒーを愛飲し続けていたというわけではなく

実験的にある期間辞めてみたり、再開してみたりしました。

その期間中に、コーヒーに関する事を同時並行で調べてもおりました。

その結果、2019年夏の今現在の段階では、

飲むタイミングさえ考慮すれば

コーヒーを飲むことのメリットが飲まないことのメリットよりも

大きいと判断し、自分が適切だと思うタイミングで愛飲しています。

結論から言えば午前から正午までの間を基本に、時々夕方に飲むことがあるのですが

その理由は下記に記載したいと思います。


まず、コーヒーを飲む生活で特に注意したいと私が思っているデメリットは主にこの3点です。

(1)カフェイン飲料で喉を潤す結果起こる脱水症状。

(2)栄養素の阻害物質が含まれる事。

(3)睡眠の質を下げる事。


(1)の状況は、1日中オフィスなどでコーヒーを飲む習慣のある人には

起こりやすいですね。カフェインの利尿作用によりしょっちゅうトイレにいく事になれば、

知らない間に脱水状態に陥ってしまいます。

コーヒーを1杯飲んだら次は水を1杯飲むなど、交互に飲むと水分を補えるでしょう。




(2)はコーヒーを食事と一緒に、または食後すぐに飲む習慣がある人にとって問題に成り得ます。

ここで言う、阻害される栄養素とは3大栄養素(エネルギー、脂質、糖質)ではないので、吸収されるカロリーが減るという意味ではありません。

吸収が阻害されるのは食物中の微量栄養素である鉄分や亜鉛といったミネラルです。

コーヒーの中に含まれるタンニンによって著しく吸収が阻害されます。

そこで、栄養価値のある食事を摂るタイミングでコーヒーを飲まない事で

栄養素吸収の阻害を回避できます。

食事の30分以上前にコーヒーを飲み終えるか、間食のタイミングで飲むと良いでしょう。

おやつの時間に、一般的なお菓子のようにミネラルやビタミンといった微量栄養素の

ほぼ含まれない”菓子類”と一緒にコーヒーを飲んでも、

それらの食品にはそもそも微量栄養素が含まれない事から、微量栄養素を無駄にする恐れはないと推測できます。


(3)の睡眠の質を下げるという点においては、カフェインで覚醒して眠れなるといった

表面的な睡眠時間の削減を問題視しているのではありません。

睡眠の質を下げることが体内で

HGHホルモンという成長ホルモン(アンティエイジングホルモンとも)を

作る工程を阻害してしまうことも大きな問題なのです。

HGHホルモンという成長ホルモンは食事する行為が断たれ、血中へのインシュリン放出が停止した状態の睡眠中に作られます。(その他では筋トレ中にも作られます。)

よって、睡眠中に少しでも長く若返りたいなら

ただベットに入って朝まで目を閉じ、脳を休ませるだけではダメなのです。


このHGHホルモンは寝ている間から、起床後炭水化物を少しでも含む食品を

口に入れる瞬間までの間に体内で作られます。

つまり、普通の朝ごはんを一口でも食べたらそこで生産終了、

老いのプロセスが再開するのです。

そこで、私が主にコーヒーを飲むタイミングにしている時間帯が午前中です。


前日の夜から約12時間(時には18時間)固形物を食べないことになるので、

午前中の私のエネルギー源はまずは肝臓に蓄えられているグリコーゲン(からのグルコース)で、

続いて脂肪酸をケトン体に変えてエネルギーにする方法となります。

私の朝ごはんは、正午から14時くらいの間に摂ることが多いので一般的には昼ごはんのタイミングですね。


ダイエット中の人もまたこのプチ断食中のインシュリン停止期間を利用して

”蓄えた脂肪”を燃やすことができるというわけです。

言い換えれば体が糖質をエネルギーにできる環境下にあるかぎり

補欠で待機している脂質は永遠にエネルギー源になり得ませんので蓄えの脂肪は燃えませんし、痩せません。


さて、加えて

私は例外的に、週に2回ほど夕方にコーヒーを飲むことがあります。

筋トレに行く前の20〜30分前にカフェインを摂取することで

運動能力がアップするというデータがあるので、短い時間でより効率よく運動し

運動中にHGHホルモンを作る目的があります。

ここで言う運動とはランニングなどの有酸素運動ではなく、無酸素運動の

筋トレを指します。

(特にに足やお尻のあたりのトレーニングにカフェインの効果有り)

最近はこの説がかなり知れ渡ってきていますので、

私の通うジムの筋トレエリアにもしっかりエスプレッソマシンが置いてありますね。

こんな部室みたいな空気のジムでコーヒーなんか、誰も飲まないでしょ〜っ!

と思っていましたが、

みんなが結構飲んでいる背景には科学の裏付けがあったようです。

以下は個人的な感想ですが、

筋トレ前の夕方にコーヒーを飲んでも、帰ってシャワーし、晩ご飯を食べる頃には

肉体的疲労からどっと眠くなるので、睡眠には影響がなさそうです^^:



補足

ちなみにカフェインの身体への影響は平均的に5時間ごとに半減すると言われています。

早朝7時にコーヒー1杯を飲む場合、12時には半減、17時に4分の1、22時に8分の1の

カフェインの影響が身体に残っています。

予想以上に長時間影響が続きますので、夜眠れない方は逆算してコーヒーを飲むタイミングを

調整すると良いでしょう。



















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