炭水化物の糖分は全部一緒ではない。
炭水化物(そこに含まれる糖分の種類)は色々とあります。
よって太りやすい炭水化物と太りにくい炭水化物なんて言われるように
血糖値をすぐに上昇させるものと、緩やかに上昇させるものがあるのです。
まずは血糖値をすぐに上昇させる方の
単糖類および二糖類について書かせていただきます。
すべての炭水化物の基礎は単糖であり、
独立してまたは食品中のより複雑な分子の形態で生じる単純な分子
(グルコース、フルクトース、ガラクトース、マンノースなど)となっています。
そのような単糖としても知られているシンプルな糖は、消化器官で消化される必要が無く
すぐに利用できるため、血流に素早く入り込めます。
糖がグルコースの形で血液に到達すると、ホルモンのインスリンが膵臓から放出され、
グルコースが血液から細胞の中に入るので、血糖値が整えられます。
フルクトース(果糖)は肝臓で代謝されインスリンを必要としませんが、
単離フルクトースの高摂取は、メタボリックシンドローム、
尿酸値の上昇または痛風または非アルコール性脂肪肝との関連が認められます。
(Johnson et al。、2007; Bantle、2009; Vos et Lavine、2013)。
家庭で使用する砂糖やミルクの乳糖のようなスクロースのような二糖類は、
2つの分子の分離離工程を腸内で1ステップ多く行われなければならないという違いだけで
効果は単糖類と同じようなものです。
そして3〜10の単糖類が結合してできているのがオリゴ糖、
10以上が結合しているものは多糖類で複合炭水化物に含まれます。
多糖類は、繋がっている鎖の数が長いだけに
腸でより長く酵素分裂プロセスを必要とし、徐々に我々の血流に入ります。
つまり血糖値を一定にすることに繋がります。
腸の蠕動運動を刺激し、大腸の微生物叢にプラスの影響を与える
食物繊維もこのグループに含まれます。
<強引なまとめ>
糖は輪っかが繋がった鎖状になっていると思えば理解しやすい。
くさりを解いて輪っか1つにしてあげるとようやく体が吸収できるようになる。
単糖類は輪っか1個、二糖類は2個でできていてどちらもほどきやすいので
腸管からすぐに血管に取り込まれる!
白いパンや甘いソーダを飲むとすぐに血糖値が上がるが
食物繊維を含む複合炭水化物(多糖類)、例えばブロッコリーを食べても
血糖値は保てる。
参考文献
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