こんな食べ物が片頭痛のトリガーに
片頭痛の発症には、そのきっかけ(トリガー)となる食品の存在があるのを
皆さんはご存知でしょうか。
こちらの自己紹介でもお話したとおり
私自身もかなりひどい片頭痛に長い間悩まされていました。
個人の片頭痛にどんな食べ物が関連しているかを完全に特定するのは
当人の食日記の分析が重要でして、この記事だけでは
あなたの片頭痛の原因は明確にできませんが、
統計的に高確率で片頭痛のトリガーになり得る食品はすでに判明していますので
よかったら下の方までお読みください。
さて、
片頭痛のトリガーとなる食べ物、堂々の第一番は乳製品(のタンパク質)です。
炎症(免疫反応)のきっかけは、食品のタンパク質(=antigen=抗原=ウィルスだけではない)に反応しますので、同じ乳製品が発酵食品であるか否か、食した量が多いか少ないかはあまり問題ではありません。
片頭痛を回避するために食生活を調整したい場合まずは、完全に乳製品を排除してみることがおすすめです。
ですが、乳製品に心当たりがない場合
トリガーフードになりやすい食品は他にも多数あります。
そのリストは以下の通りです。
チョコレート
卵
柑橘系の果物
肉類
小麦
ナッツ
ピーナッツ
トマト
タマネギ
とうもろこし
りんご
バナナ
アルコール飲料(特に赤ワイン)、
飲料(コーヒー、紅茶、コーラ)、
グルタミン酸ナトリウム(MSG)、
アスパルテーム(NutraSweet)、亜硝酸塩など
特定の飲料や添加物も最悪の誘因となります。
片頭痛に対処するための最初のステップは、特定の食品が片頭痛の原因になっていないかどうかを確認することです。
そのためには、これらの食品を一定期間避けて確かめる必要があります。
<トリガーフードの特定方法>
以上の食品リストにある品々を14日間、全て食生活から排除してみます。
この間に片頭痛が発生しなければ、この中に原因があると考えられます。
14日以降は食品をさらに特定するために1週間に1点ずつ一度排除した食品を取り入れてみて何を食べたら偏頭痛が起こるか、そして頻度などを確かめます。
※残念なことに、大好きな食品で無性に欲している食べ物が原因の場合が多いようです。
ただしりんごやバナナが原因だった場合などは、火を通したデザートなどの状態なら
炎症反応が起こらなかったという例もあります。
チョコレートの場合は注意が必要で
カカオと乳製品のダブルでトリガーとなっていますので
ヴィーガンなダークチョコレートに変えることで偏頭痛のきっかけにはならない事もあります。
個人的に、かつて私の偏頭痛のトリガーとなっていたものは
チーズ、亜硝酸塩を含む含む赤ワイン、亜硝酸塩を含むドライフルーツ、チョコレート全般でした。
ヴィーガンになってからは乳製品で偏頭痛になる可能性は消えましたが、
これがわかってからは赤ワインのラベルとドライフルーツのラベルは絶対に確認して
自分にとって悪影響のないものを買うようにしています。
<例外的な女性特有の片頭痛>
女性が生理周期により炎症性の物質が多く出ている時の片頭痛は
ホルモンバランスを整える食事で改善されることがわかっています。
これを予防するには
エストロゲンの急速な減少を抑えて、緩やかに低下させるような食事が好ましく
”食物繊維たっぷり”
そして
”なるべくオイルを使わない”
食事をする事が重要になります。
つまり女性の場合片頭痛のきっかけは
食品のトリガーに加え、生理周期がトリガーになっている事もあるのです。
生理周期を自分で確認してみて、黄体ホルモンが増える時期だけは
トリガーフードのリストの食品に特に注意するのも良いと思います。
私の場合、オメガ6(炎症物質)を多く含む植物性オイルは確実に頭痛や生理痛の原因になるので一定期間中は意識して極力避けるようにしています。
(※食物繊維は抗炎症作用のある短鎖飽和脂肪酸をバクテリアが生産する工程で役立ちます)
それから、トリガーフードとは反対に
片頭痛のきっかけになる可能性の低い食べ物のリストもあります。
絶対に片頭痛を起こしたくない大事な仕事の日などは
以下の食品を念のため食べるようにするというのも、対策になると思います。
お米
火を通してある緑黄色野菜
火を通してある、またはドライフルーツの非柑橘系の果物(無添加)
最後に、
ここでトリガーになる可能性を示した食品の中には
もちろん、健康的なホールフードの植物性食品も含まれます。
つまりこれらの食品全てが不健康だと結論づけるものではありませんのでご了承ください。
ただし、アレルギー反応に対しても言えることですが
いくつかの食品にはある種のアミノ酸が多く含まれており
例えば柑橘類やトマトなどヒスチジンが多い食品を多く食べると
体内でヒスタミンを作る材料が増えることになります。
ある食品を食べてヒスタミンが多く作られすぎることが、当人のアレルギーや炎症の反応のきっかけになることもありますので
そのような可能性のある食品もリストアップされています。
ご参考までにどうぞ👍
参考
この食品リストはDr. Neal Barnardが4月16日にお話されていた内容と同様です。
https://www.pcrm.org/health-topics/migraines
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